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【ステージ別】金融機関との上手な選び方 その①
2021.10.06 未分類

【ステージ別】金融機関との上手な選び方 その①

資金調達の方法の代表格でもある融資。新しいチャレンジや運転資金の確保のために検討される方も多いかと思います。融資の相談をスムーズに進めるためには金融機関との良い関係性が不可欠になります。ここでは、ビジネスの規模やステージに応じた金融機関との上手な付き合い方を紹介します。

 

 

 

0.前提知識(融資の種類)

金融機関の融資には大きく2つの種類があります。まずはこの2つの違いを抑えていきましょう。

 

「信用保証協会付融資」

融資を行った際に、信用保証協会が保証し、万一借主の返済が滞った場合に代わって返済を行う融資です。金融機関からすると確実な返済が見込めるため、金融機関側の融資審査が通りやすいことが特徴です。(金融機関側にとってノーリスク・またはローリスクで済む方法です。)第一段階の金融機関の融資審査が完了したのちに、保証協会の審査が行われるため、2段階の融資審査が行われます。1段階目の金融機関側の審査は、割とゆるやかです。2段階目の保証協会の審査のほうが厳しいことが多いです。

1億円を超えるような大口融資には対応できないことが多いです。

 

「プロパー融資」

信用保証協会が付かない融資のことで金融機関の責任で直接行われる融資です。保証料がかからないのがメリットですが、金融機関側がリスクをとるため、慎重に審査されます。取引が初めての場合には金融機関は保証協会付融資を勧めます。なぜなら保証協会がほとんどの責任を持ってくれるので、金融機関にとってリスクが少なくて済むからです。プロパー融資が受けられるようになったらかなり金融機関との関係性が構築されてきたといえるでしょう。

日本政策金融公庫や商工中金などの政府系金融機関からの借入についても、それぞれが責任をもって直接行われる融資であるため広い意味でプロパー融資といってよいでしょう。

 

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